ポメラをぽめる。

ブログもたまには更新しなければ、というか更新する癖つけよう。
ということで、特になにもなかったのですが更新です(ひでえ)。

キングジムPomera DM30を買った、というお話は先日いたしましたので、それのレビューっぽいものでも書いてみようと思います。
椎出は一世代前の乾電池駆動機種であるDM100を使ったりしてましたので、それとの比較とかをしながらという感じで。

DM100とDM30とで大きく違うのは、キーボードとディスプレイです。これがえらく操作性に関わってくる部分なので、ちょっとご説明を。

キーボードはDM100がスレート型――つまりふつうの一枚型で、DM30は三つ折り型(歴代の折りたたみ機種とは構造が異なる)となります。入力時のサイズはどちらもほぼ同じで、ファンクションキーなどの並び方が一部違います。主要なキーは括弧やアンダーバーも含めて、標準的なJISキーボードに近い配列です。タブレットでものを書こうとするときに使う、コンパクトにするべく変態配列になりがちなモバイル向けキーボードと比べると、ストレスはかなり少ないです。ただ、編集メニューなどの呼び出しが、さながらDOS時代を彷彿とさせるやり方なので、物理キーボードで育ってきたわけじゃない人には、むしろ訳わからんデバイスに仕上がっています。
Pomera自体、ユーザー層が結構高年齢みたいなので、さもありなん。

ディスプレイはDM100がバックライト搭載モノクロ液晶(2011年の製品で!)、DM30はフロントライトなしの電子ペーパー(これもひでえな!)。画面サイズは、見た目ほぼ同じです。
DM100はバックライトがまぶしくて、DM30は表示の遅延が気になります。痛し痒しです。テンポよく入力したいなら、カラー液晶をモノクロ表示で使っている(これもなんじゃこりゃとしか言いようのない仕様)DM200の方が良かったかもしれません。
電子ペーパーKindle Whitepaperを持っているので、それと同じような感じだろうな、と思っていましたが、まあだいたいアタリでした。
見やすくて、表示はやや遅い。
ただ、編集作業の時にはこの遅さがなかなかの致命傷で、カーソルキーを連打していると、あっさりとカーソル位置を見失います。椎出はキーボードを見ながらタイプするヘタレですので、迷子になることはそんなにないのですが、これ、ブラインドタイプする人だと無理かもしれない……そんな気持ちになってきます。

あとはまあ、ATOKがフルバージョンではないので、変換が時々おかしなことになります。これはまあ、気長に辞書を鍛えるか、手元に電子辞書携えるか……DM30にも電子辞書搭載されてるんですけどね。いちいちMenuから呼び出すことになるので面倒くさいですから、この際電子辞書を単体で新しく買うのもいいでしょう(ひでえ)。

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ただ、Pomeraには『ひたすら文章作成に没頭できる』(というかそれしかできない)『JR東日本普通列車グリーン席のテーブルに広げても余裕で操作できるミニマリズム』(言い方がいちいち伝わりにくい)という他にはない(というか誰もやらなかった)長所があるので、文章を書く環境に自分を追いつめたい人には、おすすめです(ほんとに勧める気持ちがあるのか)。

んでは、また。