ダンジョンもの?世界設定走り書き

ドラゴンの生態が世界設定のキモになりそうなわけですが、はたしてどうなるコトやら。
そして世界設定の面ではエロを加速する要素が見あたらない件。さて、どうしよう?

数十年前からドラゴンの繁殖地となった、火山。あちこちにドラゴンの巣穴が作られ、繋がり、巨大なダンジョンに。
ドラゴンの中には『世界を喰らう』と呼ばれる神話級のドラゴンもいるため(自称)勇者たちが殺到。だが『世界を喰らう』の元にはいまだにたどり着けていない。
一方、ドラゴンは光り物が大好きなので、ダンジョンにはあちこちに、金銀財宝や秋刀魚が蓄えられている。そういったおこぼれに預かろうというのが、冒険者。勇者とは別物である。
これは、そんな、勇者じゃない、冒険者たちの物語。


ダンジョンは天然の洞穴+ドラゴンが掘った穴。ところどころ地下水脈を掘り当てており、藻類や菌類が繁殖している。天井が大きく崩落しているところは日光が当たっている為に原生林を形成している。大空洞となっているところもある。


山の麓にはダンジョン街とでも言うべき、拠点都市が発達している。
火山の麓ということもあり、豊富な温泉を利用した施設が多い。公衆浴場、暖房、麻釜(おがま)など。麻釜は野沢温泉のシステム。街には湯煙が充満していて、少し硫黄臭い。


騎士団は王に仕えている、行政組織もしくは武力集団。白百合騎士団は女性によって組織されていて、主に福祉分野での活動を行っている。他に紅薔薇騎士団(軍事専門)、竜胆騎士団(金融)など。


神官庁という組織が、火薬の製法を独占している。現在の王政が生まれるはるか昔から存在しており、神官庁領には王権も及ばない。武力としても、騎士団に唯一対抗しうる組織である。


ドラゴンにはいくつかの種があるが、割とそういうのにこだわらずに繁殖する。
大きく分けて3種類。
ドラゴン種:大きなトカゲにコウモリの翼を持つ。肌は赤や黒。強い個体はブレスを吐く。飛行速度は遅いが、ダンジョン内では最強といわれる。
龍種:蛇の如く長い胴体、鷹の如き爪を持つ。肌は黄もしくは緑。爪の数が多いほど強い。野外では雷雲を呼ぶことも出来る。
ワイバーン種:ドラゴン種に似ているが前足がない。大きな翼を持つ。老齢のものは尾に毒を持つ。ダンジョンの中では鈍重でありカモ。


ドラゴンの食料は、主に岩石。硫黄やヒ素が多く含まれたものを好む傾向がある。それでどうやって成長しているのかは不明。
個体によっては、鮮魚を好むものもいる。ワイバーン種に多いようだが、ドラゴン種、龍種にもそういう個体はいる。
巣を作るときには、前足で掘ったり、食事をかねて噛み掘ったりする。
排泄については、ほとんど土砂そのものだった排泄物が確認されている。しかし、いつも排泄するわけではなく、自分の体重の数倍の岩石を喰っているはずなのに全く排泄していなかった、という例もある。『したりしなかったりそのときの気分次第』というのが真実らしい。排泄しない場合、身体が大きく成長するので、成長の必要があるときには排泄せずに食べる、ということになる。
そのことから考えると、ドラゴンの肉体は人間など他の生物と比べると、遥かに大地に近い存在ということになる。


ダンジョンの通路は、様々な大きさである。営巣するドラゴンの大きさによっても違うし、人間やドワーフが通路とする為、あるいは採掘の為に自分たちで穴を掘ることもあるからである。
老齢のドラゴンが掘った穴の方が、床や壁がなめらかで人間にとっても歩きやすいことが多い。