大正13年生まれの父方の祖母が、年末から体調を悪くしている、とはちらっと聞いていたのですが、容態が急変しまして、あっ、という間に亡くなってしまいました。お屠蘇気分も抜けきらないうちの(酒飲みませんけど)ことでした。
で、まあ、ささやかながら葬式が行われ、それに参列したのでした。あー、受付係とかやったから、参列したってのは微妙に違うのか?
痴呆や病に苦しみながらも、長生きした祖母でしたが、棺の中ではとても安らかな顔を浮かべておりました。
みんなで色紙に一筆書いて棺に入れてあげる、という話になって、おいらは『永い間お疲れ様でした』としたためました。名前は、本名でもPNでもなく、祖母がおいらのことを呼ぶときに使っていた愛称で入れました。そうするのが、一番自然な気がしたので。
祖母の思い出はいろいろありますが、小学校の4年だか5年だかの頃、祖母の家に行って、駅で出迎えてくれたときに『大きゅうなったなあ。(身長)抜かれてまった』と言われたのが、一番印象深いでしょうか。おいらは背の低い子どもで、たいていクラスの身長順で前から3番目か4番目ぐらいだったので、背が伸びたと言われたのが、とても嬉しかったのです。
祖父の三回忌がつい先日のことでしたから、祖母がよっぽど寂しかったのか。それともあの世とやらの居心地があまりに良いので、祖父が早くおいでと呼んだのか。
祖母の葬式の時も、とても良い天気でした。