子どもも大人も、変わっていく。成長していく。……『こどものじかん』7巻

こどものじかん 7 (アクションコミックス)

こどものじかん 7 (アクションコミックス)


TVアニメでは伏せ字やら修正やらの嵐で、それがギャグになっていた『こどものじかん』の7巻。りんたちも五年生に進級である。
五年生ともなると、女の子は心も体も大きな変化が起きてくる。第二次性徴とか言ったりする、アレである。もちろん男の子にも第二次性徴はあるんだけど、女の子のそれは、そりゃもう大変化である。美々は三年生の時点で身体の方はずいぶん育っていたけどねっ。
その美々は、五年生になってから、心に余裕が出てきたように見える。りんや黒が自分の体や心の変化に振り回されているっぽいのに比べると、その差は歴然としてきた。とはいえ、今巻ラストで彼女にも大きな変化が訪れる。いまの美々なら、その変化を割と落ち着いて受け止められるのではないかと、そんな気がするのだが……
変わっていくのは、子どもだけじゃない。
しろちゃんこと白井先生は、まさかの一年生担任になってしまい、長かった髪も切ってしまった。そんなの黒が許さないかと思ったのだが、黒は、どうやらしろちゃんの新しい髪形が気に入ったらしい。そしてそれをきっかけとして、また黒に一歩踏み込んでしまったしろちゃん。しろちゃんの『反抗期』は、どんな風になるのだろうか。
宝院先生は、胸だけでなくお腹も豊かになってきてしまったようだ。それはそれで需要があると思うのだが、宝院先生は許せないらしい。いやまあ、普通そうだよね、うん。
そして、小矢島先生の過去が、表紙裏に!コレは必見である。そーか、そんな家庭だったのか……小矢島先生が几帳面なのは……そーかぁ……
子どもも大人も変わっていく。
青木先生は、どう変わっていくのか。
そして、レイジは、変わらないままなのだろうか。
青木先生とりんの、この先には、何が待ち受けているのだろうか。何がどうなろうと、あと二年を切ったのである。
ところで、しろちゃんにいつもおんぶしてもらっている一年生のあの女の子の、お名前はなんと言うんだろう。気にならないか? おいらは気になる。すごく。歳とかも教えて欲しいね。あ、一年生だから六歳か。そうですねそうだよね。