前々からなんとかしたい、と思っていたことの一つに、パソコンのメアド*1に送られてきたメールを、W-Zero3[es]で読む*2ことは出来ないか、ということがある。
まあそれだけなら、MobileMeのサイトで[es]のメアドに転送すればいい。
だけど、日々届くメールには、パソコンでちらちらと眺めるメルマガや、bk1の300円クーポンなど、[es]に届いてもあまり意味のないメールも多い。
するってーと、何らかのフィルタリングをかけてから転送、ってことになるのだけど、MobileMeには、何故かフィルター機能がない。ほかのwebメールサービスでは、程度の差はあれどもついている機能のような気がするが、何故か、ない。
ないものはどうしようもないので、ほかの方法を考えることにする。
最初に考えたのは、[es]で直接MobileMeメールを見る、という方法。けれども、webのMobileMeはSafariやFirefox以外でのアクセスを拒否しようとする*3上に、やたらと重いデザインなので、PocketIEやOpera8.6 for W-Zero3という、割とプアなブラウザしかない*4[es]では、絶望的すぎる。IMAP対応のメールクライアント、という手もあるけど、すでにMobileMeにため込んでいるメールが結構な量になっている。これを[es]にため込むってのは、どうもぞっとしない。ため込んでいるメール(すでに処理済み、あるいはDLソフトのライセンスキーなど)自体は別に[es]で見たいとは思わないし。
次に考えたのは、MacOS XのMail.appでフィルタリングをして、転送するという方法。Mail.appには『ルール』という名称で割と強力なフィルタリング機能がついている。こいつでガシガシフィルタリングしてやれば、バッチシである。
が。この方法は、当然のことながら、Mail.appが起動してなおかつネットワークに接続していないと、使えない。うちのMacBookは動かしっぱなしにしていることが割と多いけど、いつもネットワークに繋がっているとは限らない。つーか雷注意報が出ると、椎出の人生経験で言うと比較的高い確率*5でCATV回線がどこかでダメージを受けて、繋がらなくなる。この季節に、これはちょっと心許ない。
では、どうするか。
ほかのwebメールサービスを併用する、ということに気が付いたのは割とすぐだったのだけど、具体的な方法がいまいちイメージできなかったので、ずるずると先延ばししてきた。
でもまあ、ちょっと試してみたら、わりかしいけそうな気配がしてきた。
その手順は、次のような感じである。
- webのMobileMeにて、Gmailのアドレスに、転送する。この時点では何もフィルタがかかってないので、全てのメールが(迷惑メールも含めて)Gmailに転送される。
- Gmailのフィルターにて、『[es]で読みたいメールを送ってくるメアド』から送られてくるメールを『[es]のメアドに転送したあと削除する』ように設定する。
- おなじくGmailのフィルターにて、『[es]で読みたくないメールを送ってくるメアド』からのメールを『既読にした上で削除する』ように設定する。
3番目の作業は、[es]で読みたくないメールがGmailの受信フォルダーに溜まるのがあまり気分よくないので、施したもの。2番目の作業で転送『しなかった』メールを削除するようにすればよりスマートだったのだろうけど、ちょっと良い方法が思いつかなかった*6。まあ、この方法なら、原始的なだけに、メンテナンスもしやすい(ハズ)。
こうして、特定の人物からのメールが、[es]でもほぼリアルタイムで受信できるようになった。[es]のwm.pdxなメアドはケータイメールとしての性格を持っているので、プッシュ配信される。下手するとMail.appを開くよりも早く確認できる。[es]が「ゆーがっためーる!」と叫んだら、Mail.appを開けばそこにはちゃんとメールが届いている。うん、便利。
けれども、フィルタに登録してないアドレスからのメールには極めて弱い、という構造上の問題が残っている。これを解決する手を、考えないとなあ……