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TVアニメスタート記念の帯の下が、おかしい件……『大正野球娘。』2巻

大正野球娘。 2 (リュウコミックス)

大正野球娘。 2 (リュウコミックス)


アニメも始まった『大正野球娘。』のコミカライズの2巻。野球の練習をしたり、練習試合の相手を見つけたり、必要な道具を用意したり。基本的には、原作である小説版と同じ進み方をしている……のだけども。
伊藤伸平である。普通に進むわけがない。
練習に使う夏みかんの実を採るために2ページ使って月映姉妹が見事なシンクロで長刀を使ったり(あれ?静も長刀つかえるん?)乃枝さんがますますマッドサイエンティストになってきたり(鉄腕男子一号は必見)桜花会のお茶会でたまちゃんがお人形さんみたいなことになっていたり(たまちゃんっていうな!)なぜか金属バット制作のエピソードがNHKのドキュメンタリーになっていたり(乃枝さん大活躍。つーかあの後ナチスドイツに渡ったのかよ!)。
おかしい。
このコミカライズは、明らかにおかしい。
はっきり言える。小説版とは、別物であると。
ついでにいうなら、序盤で歴史背景を説明するため(だけ)に大胆にも『東京節』を二番歌ったアニメ版とも、別物である。
ただ、違和感という意味での『おかしさ』が、面白味という意味での『おかしさ』に、ちゃんとつながっているのが、この漫画版。その点ではさすがにベテランの漫画家だなあと、感心せざるを得ない。
なお、帯に隠れていたのは、なぜか描かれた(いやちゃんと本編に出てきているが)戦車である。よく見ると、1巻の表紙にも戦車がいた。
まったくもって、おかしいコミカライズである。
あと、燕返しの再現シーンで不本意な映像まで出された時に必死に反論する巴かわいいよ巴