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眼科へ!

近頃、左目で見ている範囲に、黒い点が二つ並んでいるのが見えます。
確認しようと視線を動かすと、ひょいっと見た方向に避けやがります。
少なくともお盆頃はそんなもの見えていなかったはずで。
10月頃からでしょうか。
おかしいです。
いわゆる飛蚊症という奴だろうと思っていたのですが、どうにも気になります。
上司に『人の顔にほくろが増えて見えます』といったら
『それはヤバイ話になる一歩手前じゃないのか』といわれました。
ヤバイ話ってなんだー!
というわけで、眼科に行ってきたわけです。


総合病院の受付で、待つことしばし。
……
……
……
待っててもなかなか呼ばれないので、売店に行って、本でも買うことに。病院で読む本は藤枝梅安と決めているのです。
……
……
……
あろう事か、梅安どころか池波正太郎自体が置いてありませんよ、ここの売店には! むきーっ!
仕方ないので、温泉のガイドブックを買って、暇つぶしに読みながら、待ちます。
……眼科の待合でやたらと細かい字の本を読んでいる椎出は、かなり浮いた存在です(笑)


待っていると、ようやく呼ばれ。初診なので、予備検査があるようです。視力とかを測るのでしょう。
いきなり機械をのぞき込まされて。なんか、緑の丘陵に黄色い家が写っています。それがいきなり暈けたりして。えーい、なんの検査だよー。
そんなことを思っていたら、看護師さんが
「もしかしてコンタクトしてます?」
椎出は左右ともなぜか視力1.5以上ですよ、生まれてこの方ずーっと。
「いいえ、つけてませんけど?」
「ああ、そうなんですか。眼科にかかる方で、ここまで視力のいい人、少ないので」
そりゃそうか、やっぱり椎出は眼科では浮いた存在か! ……って、いまの、視力検査だったの!?
続いて、別の機械をのぞき込まされます。今度は、じーっと見続けてろといわれます。何があっても見ていろと。
そして
ぷしゅっ!?
いきなり空気が目に吹き付けられましたよっ!? 思わず機械から飛び退く椎出。
「お願いですから、ずーっとみつづけててください♪」
こ、この、いきなり空気を吹き付けてくる、失礼な機械を? ずーっと?
結局、何度やっても飛び退こうとする椎出は、なかなかこの検査が進みませんでした。
ようやくおわったときには看護師さんに
「上手になりましたね♪」
とほめられました。
つーか、歯を食いしばって失礼な機械を憎しみのこもった目(黒い点が見えます)で凝視していたわけです。
そのあとは、ごくごくふつうの視力検査。
椎出はあっさりと2.0を叩きだしてしまいます。
ここにいたって、その場にいた看護師さんたち一同が
(……この人はいったい何しにここ(眼科)に来ているんだろう?)
と思ったのは、間違いなさそうです。


そのあと、ようやく問診。
いわゆる網膜剥離の前兆の可能性もある、とのこと。
単に、人間誰にでも存在する「見えにくい場所」がはっきりと認識できちゃっただけ、かも知れないとも。
後者ならば、このままさっさとお昼ご飯食べて帰るところですが、前者だったら、しゃれになりません。
というわけで、眼底検査とやらだけでも受けておくことに。
瞳孔を開く薬を目に差して、瞳孔の奥をのぞき込もう、という検査のようです。
『見えないところまでのぞき込まれる、羞恥プレイ?』
等とよけいなことを考えている間に、点眼。さらに10分後、もう一度点眼。
すると!
左目だけが異様に眩しいっ!?
それもそのはず、瞳孔全開ですから。カメラでいうなら絞り開放ですよ。はー、f値0.8の世界だ。
医者の先生にいろいろ覗かれた結果は、とりあえず、今のところ異常なさそう、という、極めて笑いの少ない結果。さすがに、ここで笑いとるために病気になるのはイヤですが。
ただ、この黒い点二つが大きくなったり、数が増えたりしたら、すぐに病院に行くべきらしいです。
もしかして、それ網膜がはがれていますか?
「剥がれてますね。そうなったら。若い方だと、そこまで行くのに時間がかなりかかっているので、治療しても視力戻らない場合もよくあります」
よくあるって、ちょっと待て! しゃれにならんぞ! 


とにかく、黒い点にはご注意が必要なようです。
注目しようとすると、ひょいっと動いてしまうので、注目できないですが。