コロッケの理由

マサミ:いっただきま〜すっ
ショータ:(山盛りのコロッケ……他におかずは無し?)
アーリィ:どうぞ、お召し上がりください
マサミ:もー召し上がってるわよ♪ ん〜、でりしゃ〜す♪
ショータ:(ぱく)……ホントだ、美味しい。
マサミ:でも、もーちょっとソースかけた方が美味しいわよね
ショータ:あっ、そんなドバドバかけないでよ、お姉ちゃんっ!
マサミ:だって、こ〜した方が美味しいじゃない
ショータ:せっかくアーリィが作ってくれたのに、ソースの味しかしないじゃんか!
マサミ:あらぁ? そんなにアーリィの作ったご飯がいいのぉ? お姉ちゃんが作ったご飯は、いやいや食べるくせにぃ?
ショータ:だ、だって……
アーリィ:アドミニストレータ。発汗と赤面が観測されました。風邪ならば、適切なワクチンを入手して参りますが?
ショータ:だ、大丈夫だよっ
アーリィ:体温を測定します。
マサミ:おおっ、おでこで測るかふつーっ!?
アーリィ:大変です。アドミニストレータの体温の上昇も確認しました
ショータ:な、なんでもないってばぁっ!
マサミ:……(アーリィがショタコンであたしがブラコンなら、ショータってばロボフェチじゃない)
ショータ:ぼ、僕、自分の部屋で寝てるからっ!
アーリィ:あ……アドミニストレータ
マサミ:逃げちゃった
アーリィ:……
マサミ:まー、あとで手厚〜く看護してあげるとして。ところでさ、どーしてコロッケなの?
アーリィ:はい。データベースから、小学生が作成したロボットは、コロッケを食べなければならないというデータをダウンロードしました
マサミ:え……それって
アーリィ:これです
マサミ:う〜わ〜……キテレツ大百科ですか〜……
アーリィ:語尾は『ナリ』の方がよろしかったでしょうか、ナリ